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中国清朝の流れを汲む、いま、大注目の風水師・愛新覚羅ゆうはんさん。彼女によると、金運を呼び込むためには、ふさわしい「気」の整え方があるのだとか。ポイントは、自分にとっての心地の良さを大切にすること。今すぐできる改善のポイントを場所ごとに教えてもらいました。まずは「玄関」と「リビング」から始めてみましょう。(構成=福永妙子)

気持ちよく取り入れることで、いい気を引き寄せる

私たちを取り巻く環境には、目には見えない波長のようなものがあり、これを「気」と言います。そうした「気」の力によって運気を活性化させようというのが、中国発祥の環境学である風水です。その「気」の流れがよくなるよう環境を整えることが、運を引き寄せることにつながります。

環境を整えるといっても、家の間取りや方位は変えられません。そこで風水では、開運のためのアイテムやカラーを使うのですが、それがほかのインテリアのテイストと合わなかったり、そもそも自分好みでなかったり、という人もいるのではないでしょうか。

いくら「運気が上昇する」と言われても、自分が気持ちよく取り入れられないものであれば、その効果も期待できません。自分が好きなもの、気持ちがワクワクするもの……それを大事にしたいし、その高揚感があってこそ、いい「気」は引き寄せられます。

そして、「気」の流れをよくするためには、家の中を整えることが大切です。そのためにものを処分し、空間をスッキリさせる。だからと言って、ものがたくさんあること自体が悪い、というのではありません。それが本当に、必要なものかどうかが重要なのです。

たとえば、クッキーやお菓子の入っていた美しい箱を大事にたくさんとってあり、大好きなそれらに囲まれていれば幸せ、というのなら、それはその人にとって「必要なもの」。きれいにディスプレイしたり、領収書入れに使ったりするなど、役割を持たせれば、ものは生きます。「気」のめぐりを悪くさせる「乱雑」な状態ではないため、これも「整える」ことになるのです。

風水は、環境だけを整えても不十分。「お金に好かれたい」「強運になりたい」のであれば、そこに強い思いを向けたり、わが身を省みたり、自分自身の「気」も整える必要があります。それが連動して、大きな運気の流れをつくり出す。パワースポットめぐりにしてもそうですが、それだけに依存して「どうにかしてくれる」と考えると、運気が上がらなかったときに、神さまや誰かのせいにして終わってしまう。それでは、幸運からますます遠ざかる結果に。

まずは、次ページから紹介する金運アップ術を、楽しみながら実践してみてください。疲れそうだったら、少しずつ。まず行動することが、金運の神さまと出会えるチャンスをつくるのです。