マニキュアは1本だけ
スッキリと片づいた空間を、その状態のまま保つことができれば、年末の大掃除などをする必要もなくなります。実際、私は1年を通して大掃除をしません。
そのために大切なのは、モノの量が増えないように、自分で制限を設けること。そしてそれぞれのモノの指定席を決めること。モノにはそれぞれ、ふさわしい置き場があると思うのです。出し入れの動線を考えて、何をどこに置くかを考えましょう。そして、使ったら必ず元の場所に戻す。それが基本です。そうやって日々片づけていれば、それが癖になるはずです。
お店で買い物をした時にいただく紙袋は、必要になることがありますね。私は、少し大きめの紙袋1つに収まる分量だけをとっておくことに決めています。そんなふうに自分で量を決めておくと、増えすぎることがありません。
自分の仕事に関しては、雑誌は一度目を通したら処分しています。自著は各3冊までと制限をつけ、それ以上持たない。そして一目でわかるよう、本棚にきちんと並べてあります。
洋服の量も一定を保っていますね。私は皮膚が敏感で、化学繊維を使用したものを着ると痒みが出るため、綿やウールなど自然素材を選びます。そしてデザインはベーシックなものが好きです。気に入ったデザインは色違いで何枚か買うこともあるので、クローゼットの中は同じような服ばかり。(笑)
マニキュアは好きですけれど、料理の仕事をしているので、普段塗る機会は多くありません。何本も持っていても使いきれませんし、古くなると固まってしまいますよね。ですから、そのシーズンの新色を1本だけ買って楽しむことに決めています。とにもかくにも、使わないモノを持っていることが、本当に嫌なのです。