初舞台の10代。特別賞を受賞(写真提供:黒沢さん)
「どうしたら女優として生き残っていけるのか。そう考えたときに、他の人たちが敬遠するような役だけ、枠が空いていることに気がついたんです」
21歳頃。念願の『野菊の墓』(テレビ東京)で民子を演じる。《力強さ見せる新「民子」》と新聞記事に紹介される(写真提供:黒沢さん)
「女優をやめようとしていた土壇場でこの作品に出演したことで、国内外の映画祭で主演女優賞をいただいた。そこからまた次々と過激な役のオファーをいただくようになったのです」
「何よりも、27歳のときに、仕事がガクンと減ったことがとても苦しかったから、ここでペースダウンしたら、またあのときの自分に戻ってしまう。それだけは絶対に嫌だった。」
「どうしたら女優として生き残っていけるのか。そう考えたときに、他の人たちが敬遠するような役だけ、枠が空いていることに気がついたんです」
『親密な他人』(c) 2021 シグロ/Omphalos Pictures 配給:シグロ