新選組の法被を見つけて

体はボロボロの状態で旅行再開。

大木さんは幕末の歴史が好きなので、坂本龍馬ゆかりの地を旅して回った。

寺田屋や、池田屋の跡地、新選組の隊士のお墓。そんな中で大木さんはあるものを見つけた。

「おい田中、新選組の法被があるぞ、5500円もするのか」と悩み始めた末に、

「もしこれを着て京都を歩いてくれるなら、買ってあげる」と言われた。

女の子が旅行中だけ浴衣を着ているのとは訳が違う。法被の後ろに大きく「誠」と書かれていて、これを着て歩いている外国人の観光客すら見たことがない。

でも、旅行代を全部出してもらっている僕が出来ることは、この期待に応えることくらいしかないので、僕は考えるのをやめて「欲しいです!!」と叫んだ。