ジョージとエマの恋物語はオペラ座舞踏会で驚きの結末を迎える(撮影:岸隆子)
現在発売中の『婦人公論』12月10日号には、月組公演「I AM FROM AUSTRIA─故郷は甘き調べ─」の見どころを掲載中だ(撮影=岸隆子、取材・文=石橋法子)

「想像して、楽しんでもらえるように」

宝塚歌劇105周年を飾るのは、『エリザベート』『モーツァルト!』を生んだウィーン劇場協会が、国民的シンガーソングライターとタッグを組んだ2017年初演作『I AM FROM AUSTRIA─故郷は甘き調べ─』。「故郷」や「家族」をテーマに華やかなレビューも満載の海外作品が、珠城りょう主演で早くも日本初演される。潤色・演出は齋藤吉正。

ウィーンの老舗ホテルを舞台に、珠城りょう演じるホテル御曹司の恋と野望、そして家族への愛が、珠玉の楽曲とともに紡がれる。本番前「こんな人がいたらいいなと想像して、楽しんでもらえるように」と役作りへの抱負を語っていた珠城。現代的な青年を魅力的に好演している。

月組トップコンビとして一作ごとに絆を強める珠城りょう&美園さくら。本編では自立した男女の愛と苦悩を説得力を持って演じ、ショーでは優美なデュエットダンスでも魅了した。

利己的なマネージャー役の月城かなとは、飴と鞭を使い分けエマの心に揺さぶりをかける。さらに、主人公の父親役には鳳月杏。一見恐妻家だが、その実、器の大きなジェントルマンがはまり役だ。

◆『I AM FROM AUSTRIA─故郷は甘き調べ─』あらすじ

ホテル従業員のツイートが原因で人気女優エマ(美園さくら)の滞在がマスコミにバレて、エマとマネージャーのリチャード(月城かなと)は怒り心頭。跡継ぎのジョージ(珠城りょう)はお詫びにエマの部屋を訪ねるが、ひょんなことから意気投合。記者の目を避け、ホテルを案内しようとエマを連れ出すが……

※本公演は、東京宝塚劇場にて、11月29日から12月28日まで上演予定です。次回は1月28日号(1月4日発売)で宙組公演をご紹介します


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