撮影:北川外志廣、読売新聞写真部

「どの区間でも区間賞が目標」

辛口の大八木監督が、東京五輪の男子マラソン代表に内定した教え子の中村匠吾(現・富士通)らを引き合いに出し、「将来、そのレベルになれるクラス」とほれ込む逸材。

田沢自身、駒大を拠点にする中村とは一緒に練習したことがあり、「自分とは次元が違う気がした。五輪選手になるには周りにも伝わるようなオーラがないとダメ」と、世界を目指す先輩の雰囲気を肌で感じ、刺激を受けた。

中学生の頃、毎年のように箱根駅伝で優勝争いを演じる駒大に憧れ、「大学で走るならここ」と心に決めた。青森山田高ではアジアジュニア選手権の5000メートルで銀メダルを獲得。

進学の際には「環境がどの大学よりも整っている。ここで練習すれば必ず伸びる」と迷わず名門の門をたたいた。9月に5000メートルで13分41秒82の好記録を残すなど、思い描いた通りの成長曲線を描く。

駅伝では早くもレースの流れを変える力を見せており、12年ぶりの総合優勝を狙う箱根では、往路の主要区間を任されるとみられる。「どの区間でも区間賞が目標。最低でも区間3位以内でつなぎたい」。中村も果たせなかった箱根制覇へ向けて、頼もしい後継者が現れた。(平野和彦)

 

「戦国駅伝」に挑むエースたち・4
田沢廉(たざわ・れん)駒澤大学1年
2000年11月11日生まれ。青森・八戸市出身、青森・青森山田高校。180センチ、60キロ。

【2019年記録】
出雲:3区/23分54秒/区間2位
全日本:7区/52分09秒/区間1位

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