主人公ヌードルスを演じる望海風斗(撮影:岸隆子)
現在発売中の『婦人公論』2月25日号で、雪組公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の見どころを掲載中だ(撮影=岸隆子、取材・文=石橋法子)

ギャングとして成り上がる主人公の恋と友情

「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」は、1984年公開のセルジオ・レオーネ監督によるギャング映画を、脚本・演出の小池修一郎が世界で初めてミュージカル化した演目。ギャングとして成り上がる主人公の恋と友情を、30年ものスパンで描き出す。NYの貧民街で暮らす移民たちの光と影が深い余韻を残す、ほろ苦い大人のラブロマンスだ

マシンガンをぶっぱなす主人公ヌードルスには望海風斗(上/写真参照)。劇中では1920年代の少年期、30年代の青年期、50年代の壮年期までを見事に体現する。とりわけヒロインに愛を告げる“バラの告白”は壮絶。互いに思いはひとつでも譲れないものがある。大人になった二人の愛の行方が切ない。

ヒロインの真彩希帆も、少女から壮年期まで、栄光と挫折を知るデボラの移ろう心情を丁寧に演じた。

◆『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』あらすじ

新大陸アメリカでユダヤ移民らが夢をつかむには、裏社会で一旗揚げるほか道はなかった。殺人の罪で7年服役したヌードルス(望海風斗)を、暗黒街を牛耳る盟友マックス(彩風咲奈)が迎え入れる。スター女優になった幼馴染みのデボラ(真彩希帆)は更生を望むが、ヌードルスは仲間との道を選ぶ

成人し酒の密輸で大儲けしたマックス役には彩風咲奈。野心に燃える男の光と影を確かな存在感で魅せる。マックスの恋人キャロルには朝美絢。ショーガールとしてソロ曲も披露。冒頭のギャングの群舞では男役としても登場する。

シックでゴージャスな大人の舞台が味わえる(撮影:岸隆子)

※本公演は、東京宝塚劇場にて、3月22日まで上演予定です。次回は3月25日号で星組公演をご紹介します
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