写真を拡大 周の大夫・丹礼真を演じる礼真琴(撮影:岸隆子)  
本日の『婦人公論』3月24日号で、星組公演「眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜」の見どころを掲載中だ(撮影=岸隆子、取材・文=石橋法子)

新たな門出にふさわしい歴史ファンタジー

星組新トップコンビ、礼真琴&舞空瞳の大劇場お披露目公演は「幻想歌舞録 眩耀の谷〜舞い降りた新星〜」。作・演出・振付は宝塚歌劇団OGの謝珠栄だ。紀元前の中国大陸を舞台に、周の大夫・丹礼真(たんれいしん)が運命の出会いを経て、真に目指すべき道を切り拓く物語となっている。新たな門出にふさわしい英雄誕生の歴史ファンタジーだ。

大志を抱き任務に就く青年・丹礼真だが、次第に現実を知り、正義感と宿命との狭間で苦悩することに。劇中、リーダーの資質を語る台詞もあり、礼真琴本人の状況と重なり印象深い。誠実な英雄の誕生をともに祝いたくなる。希望溢れる幕切れも清々しい。

◆『眩耀の谷〜舞い降りた新星〜』あらすじ

敗戦後、汶(ブン)族は周国の支配下に置かれる。周国の丹礼真(礼真琴)は管武将軍(愛月ひかる)から「眩耀の谷」に潜む残党の探索を命じられるが、宣王(華形ひかる)の狙いは谷に眠る黄金にあった。謎の男(瀬央ゆりあ)の導きで谷を訪れた礼真は、汶族の姫・瞳花(舞空瞳)と出会う

盲目の舞姫を演じた舞空瞳は、優雅な舞いでも観客を魅了する。物語の鍵を握る謎の男を好演するのは瀬央ゆりあ。華形ひかるの悪王は威厳たっぷり。愛月ひかるの勇将ぶりにも見惚れる。

 

多彩なシンギング&ダンシング・ショー

ショーは「Ray ─星の光線─」! 光や熱線、礼や麗など多彩な“Ray”をテーマに礼真琴率いる新生星組が、いきいきと持ち味を輝かせる。中村一徳が18年ぶりに星組とタッグを組んだ会心作だ。

銀河系でひときわ輝く一等星、礼真琴。伸びやかな歌声が劇場中に響き渡る。そこから多彩なシンギング&ダンシング・ショーがノンストップで展開する。艶やかなタンゴの調べ、NYのジャズナンバー、中国風の趣向のダンス、オリンピックイヤーにふさわしい場面など、バラエティ豊かな構成で観客を魅了。

 

写真を拡大 パワフルな歌とダンスが持ち味のトップコンビ(撮影:岸隆子)

※本公演は、東京宝塚劇場にて、3月27日〜5月3日まで上演予定です。次回は4月28日号で花組公演をご紹介します
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