写真を拡大 少尉・伊集院忍(柚香光)と花村紅緒(華優希)撮影:岸隆子
本日9月3日から再開されることになった花組公演「ミュージカル浪漫 はいからさんが通る」。出演者、スタッフが新型コロナウィルスに感染していたことが判明し、8月2日から公演が中止されていました。そこで、『婦人公論』9月8日号に掲載した花組公演の写真を一部公開します(撮影=岸隆子、取材・文=石橋法子)

テンポよく泣いて笑って、目が離せない面白さ

宝塚大劇場が130日ぶりに再開。当初の予定より約4ヵ月遅れで、柚香光(ゆずか・れい)&華優希(はな・ゆうき)の花組新トップコンビ大劇場お披露目公演が開幕した。

17年に同じコンビで上演され、好評を博した少女漫画原作のミュージカルを宝塚大劇場で再演。脚本・演出は小柳奈穂子。陸軍少尉・伊集院忍(いじゅういん・しのぶ)と快活な女学生・花村紅緒(はなむら・べにお)の波瀾の恋を描く。テンポよく泣いて笑って、目が離せない面白さだ。

お会いできる日を心待ちにしていました──。開幕アナウンスでそう観客に告げた柚香光。歌声や視線に舞台への情熱をたぎらせ、原作者が「三次元少尉そのもの」と唸るほど見事に主人公を体現する。眉目秀麗で笑い上戸。男気もあって誠実。そんな理想の恋人に会える、宝塚歌劇の真骨頂だ。

◆『はいからさんが通る』あらすじ

大正7年の東京。ドイツ貴族の血を引く金髪の陸軍少尉・伊集院忍(柚香光)と自立心旺盛な女学生・花村紅緒(華優希)は、生まれる前から結婚が定められていた。次第に惹かれ合う2人だが、紅緒をかばい上官から私怨を買った忍はある日、シベリア派兵の危険を伴う小倉への転属を命じられる