紅葉の条件を満たすのは?

「カエデの名所」といわれる場所の多くは、小高い山の中腹にある谷間の日当たりの良い斜面にあります。

このような場所では、昼と夜の寒暖の差がはっきりしており、空気がきれいに澄んでおり、紫外線がよく当たるからです。また、斜面の下の谷には水が流れており、霧がかかるように、高い湿度が保たれます。

「日本三大紅葉の里」といわれる、京都府の嵐山(あらしやま)、栃木県の日光、大分県の耶馬溪(やばけい)などは、これらの条件を満たした場所なのです。

家の庭や公園にある一本のカエデの木でも、太陽の光がよく当たり、夜に冷たい風が当たる高いところにある外側の葉っぱから、先に赤くなります。

紅葉の名所で、一面、真っ赤に染まったカエデを眺めるのもいいのですが、身近にある一本のカエデの木で、紅葉の色づき方を観察してみると、ここで紹介した紅葉のしくみは、よく理解できるはずです。

カエデ(楓)

[科名]カエデ科
[原産地]北半球の温帯
[都道府県の木・花]山梨県(カエデ)、滋賀県(モミジ)、広島県(モミジ)
[花言葉]大切な思い出、美しい変化、遠慮、調和