『鴨ロース 本みりんとオレンジのソース』(撮影:三木麻奈)
『婦人公論』の料理連載「ヘルシーキッチン」12月8日号では、「本みりんでメリークリスマス おうちフレンチ」を特集! 前回に続き、世界に誇る発酵調味料・本みりんを取り入れた親しみやすいフランス料理のコースを紹介します。三品目は華やかなシーズンにぴったりの一皿です。(料理=上田淳子 撮影=三木麻奈 スタイリング・構成=野澤幸代 撮影協力=角谷文治郎商店)

鴨ロース本みりんとオレンジのソース

クリスマスやお正月に作りたいご馳走。本みりんが鴨とオレンジの相性をより高めます

《 材料(4人分) 》

・鴨ロース肉…大1枚(450〜500g)
・塩、胡椒…各適量
・オレンジ…2個
・本みりん…100mL
・ワインビネガー(赤、白どちらでも)…大さじ2
・バター…40g

《 作り方 》

(1) オレンジ1個は皮をピーラーでむいて細切りにし、やわらかくなるまでゆで、水にさらす。実は果汁を搾り、100mLを使う。もう1個は皮と白いワタの部分をむき、房に合わせて包丁を入れ、果肉を取り出す。

(2) 鴨は皮に格子状の切り目を入れ、塩、胡椒各少々をふる。フライパンを中火にかけ、熱くなったら鴨の皮を下にして入れ、弱めの中火にし、動かさずに4分ほど焼き、裏返して5分ほど焼く。再び裏返してさらに数分焼く(焼き上がりの目安は、金串を5秒ほど刺し、串の先がしっかり温かくなるくらい)。取り出してアルミホイルに包み、そのまま10分ほどおく。

(3) (2)のフライパンの脂をキッチンペーパーで拭き、本みりんを入れて中火にかける。煮立って少しトロッとしたら、(1)のオレンジの果汁とゆでた皮、ワインビネガーを加えて1分ほど煮る。果肉を加えて、さっと温め、火を止める。

(4) 鴨を薄切りにして器に盛り、(3)の果肉を取り出して添える。

(5) (3)のソースを煮立て、トロッとしたらバターを加える。フライパンを揺すりながらバターを溶かし、塩少々、やや多めの胡椒で味を調えて(4)にかける。

※鴨肉の焼き時間は厚みや大きさによるため、目安と考えてください。


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撮影協力:角谷文治郎商店

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