撮影:北川外志廣、読売新聞写真部

あいつには勝てないと言われる選手になりたい

ルーキーイヤーは学生長距離界に鮮烈な印象を残した。全日本では各校のエースが居並ぶ7区で区間賞を勝ち取り、箱根でも3区で7人をごぼう抜き。コロナ禍にあっても成長曲線を緩めることはなく、今年9月の日本インカレ1万メートルでは留学生が形成した先頭集団に終盤まで食らいつき、日本人最高の4位でゴールした。それでも本人に満足の色はみじんもない。世界を照準に据える田沢には「外国人選手と戦わないと、日本のレベルは上がらない。僕が留学生と競い、勝つことでそれが実現可能だと証明したい」という大志があるからだ。

駒大の黄金時代を見て育ち、門をたたいた。伝統の藤色のタスキを背負う重みは、十二分に分かっている。「1年目はただ出ただけ。今年は、他校のマークをどうかわして勝つかを考えないといけない。あいつには勝てないと言われる選手になりたい」。そして続けた。「箱根でも勝ちにいく」。今回も往路の主要区間での起用が濃厚。序盤で流れを作り、名門復活の旗手となる覚悟だ。(後藤静華)

次なる〈駅伝男〉は誰? 個性輝くエースたち・3
田沢廉(たざわ・れん)駒大2年
2000年11月11日生まれ青森・八戸市出身、青森・青森山田高校。180センチ、61キロ

【2020年記録】
全日本:8区/57分34秒/区間3位
【箱根記録】
1年(20年):3区/1時間01分25秒/区間3位

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