イラスト:朝生ゆりこ
日本の草花を四季に応じて紹介する『日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方』(著:田中修 絵:朝生ゆりこ 中央公論新社刊)から、身のまわりの植物クイズを出題。今回の問題は、「万両と千両 その見分け方は?」です。
答えは…

 

 

控えめか、見せびらかしているかで区別する

大判、小判をイメージさせる縁起のいい植物

マンリョウは「万両(イラスト左)」、センリョウは「千両(イラスト右」)と書かれます。これらの植物は、黄金色の大判、小判が目に浮かぶような価値の高そうな名前をもつので、縁起のいい植物として、お正月の飾り物になくてはならぬものです。

二つの植物は、いかにも同じ科に属する仲間のようですが、そうではありません。マンリョウは、以前はヤブコウジ科とされていましたが、現在はサクラソウ科の植物です。センリョウは、センリョウ科の植物です。

マンリョウは、長楕円形の厚くて光沢のある葉を多くつけ、夏に、白い小さな花を下向きに咲かせます。果実は小さな球形で、秋から冬に、赤く熟します。

センリョウは、夏に、黄緑色の細かい花を咲かせます。果実は、マンリョウの果実と似て小さな球形で、冬に赤く熟します。黄色い果実をつける品種もあります。