排出量ゼロは可能なのか?

「環境対策の重要性を、科学的見地から伝えたい」

竹内宣言したからには、目標を達成しなければなりませんが、現状はかなり厳しい状況です。国は中期目標として掲げた「2030年度に13年度と比べてCO2の排出量を26%削減する」という目標の達成に向け、バランスのとれた電源構成を目指しています。これを30年度に達成できたとしても、その20年後の50年度に、CO2の排出量をゼロにすることができるのでしょうか。

三浦確かに厳しいですが、不可能ではないと思います。日本で発生するCO2は、電力部門からの排出が約4割を占めます。まずCO2を排出する化石燃料を使う火力発電は、効率の悪い石炭火力をやめ、比率を減らすべきです。発電する際にCO2を排出しないのは、再生可能エネルギーと原子力。原子力に関しては、安全性を確保したうえでどこまで再稼働できるかがポイントとなるでしょう。ただ、原子力問題は政治化されており、不毛な議論が展開している印象があります。例えば原子力推進派は、妙に再エネを批判しますが、そこは本来関係がない。2050年までに再エネ比率を50%にするというのが、現実を踏まえたうえで目指すべき割合ではないでしょうか。

竹内再エネの割合が2割にも満たない今の日本の現状を考えると、あらゆる努力が必要ですね。