千里先まで香るといわれる花

この植物はクチナシ、キンモクセイとともに、「三大芳香花(ほうこうか)」の一つです。強い香りにちなんで、中国では、「七里香(シチリコウ)」という別名があり、強い香りを強調するように「千里香(センリコウ)」とよばれることもあります。強い香りの成分は、「ダフニン」という物質です。

この香りは、高級なお線香などの香りとして名高い植物「沈香(ジンコウ)」に似ています。また、花の形が香辛料として有名な植物である「丁字(チョウジ)」に似ています。丁字は、昔から、香辛料以外にも、鬢付(びんつ)け油や匂い袋、消臭、防虫などに多彩に用いられてきました。香りや花の形が似ていることから、ジンチョウゲは、それぞれの植物から、《沈》と《丁》をもらい、《沈丁花》と名づけられています。

ジンチョウゲ(沈丁花)

[科名]ジンチョウゲ科
[別名]センリコウ(千里香)、リンチョウゲ(輪丁花)
[原産地]中国
[花言葉]栄光、不滅、甘美な思い出、不老長寿