有毒な物質が含まれている

「酔う」という字が使われるので、お酒の好きな人は、「ウマが気持ちよくなっている」とうらやましく思われるかもしれません。しかし、そうではありません。「毒にしびれた状態になっている」というのが適切な表現です。

この植物は、「アシビ」とよばれることもあります。「この語は、『足がしびれる』状態を強調している」といわれます。アセビには、「アセボトキシン」や「グラヤノトキシン」とよばれる有毒物質が含まれており、決してウマだけに有害なものではありません。

奈良公園にいるシカは、放し飼いにされていて、公園内の草や木の葉を自由に食べます。しかし、「奈良公園には、アセビが多く育っている」といわれます。ということは、シカは有毒な物質をもつこの植物を避けて食べているのです。その結果、公園内にはアセビが多いのです。

アセビ(馬酔木)

[科名]ツツジ科
[別名]アシビ 、アセボ、アセミ(いずれも漢字は馬酔木)
[原産地]日本
[花言葉]犠牲、献身