「ショウブ」はアヤメ科ではなくショウブ科

アヤメとカキツバタは、ともにアヤメ科の植物で、姿や花の形がよく似ています。花が咲くころはほぼ同じですが、花びらのもとに特徴的な違いがあります。

アヤメは花びらのもとに網目の模様があります。それに対し、カキツバタは花びらのもとに網目の模様はなく、白い眼のような形をした模様があります。

この2つに似たものとして、ハナショウブがあります。これもアヤメ科の植物で、花の形は似ています。花びらのもとに網目状はなく、黄色い眼のような形をした模様があることで、アヤメやカキツバタと識別されます。

この3種類以外に、よく混同される植物に、「ショウブ」があります。これは、アヤメ科ではなく、従来はサトイモ科とされ、近年はショウブ科とされます。

ショウブの花は、アヤメ、カキツバタ、ハナショウブとは似ても似つかぬものです。花の色は黄緑色で、花咲くときの姿は、 《ガマの穂》のような状態です。

5月5日の「端午(たんご)の節句」は、「菖蒲(しょうぶ)の節句」ともいわれ、このときの「菖蒲」は、験(げん)を担ぐ意味から「勝負」と掛け言葉で「ショウブ」と読まれます。この日、この植物は、ヨモギとともに、「しょうぶ湯」に使われ、お風呂には、芳香が漂います。

カキツバタ(杜若・燕子花)

[科名]アヤメ科
[別名]カオヨバナ(顔佳花)、カオヨグサ(顔佳草)
[原産地]日本、中国
[都道府県の木・花]愛知県
[花言葉]幸福は必ずやってくる、幸せはあなたのもの