日本の草花を四季に応じて紹介する『日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方』(著:田中修 絵:朝生ゆりこ 中央公論新社刊)から、いまの季節を彩る身近な植物を取り上げ、楽しく解説します。今回のテーマは「【夾竹桃】の花言葉は「危険」」です。

 

葉は「タケ」花は「モモ」の特徴を合わせ持つ

この植物名の「夾」という字は、「2つを合わせる」という意味をもちます。葉っぱの形は「タケ」の葉に似ており、ピンクの花が「モモ」の花に似ています。そのため、「竹と桃を合わせて」という意味で、「夾竹桃」と名づけられています。

最近は、ピンクの花を咲かせる品種より、真っ白の花を咲かせる品種が人気のようです。挿し木で容易に増やせることや排気ガスに強いこともあって、街の中で庭木や街路樹として広く植えられています。

排気ガスにも強く、街路樹にも使われる夾竹桃の白い花

この植物は、虫に食われるのを防ぐために、葉や枝におそろしい有毒な物質をもっています。「オレアンドリン」という名前の物質です。この名前は、キョウチクトウの英語名である「オレアンダー」にちなんでいます。