確実にタネをつくるための保険がかけられている

花が開いたとき、メシベはオシベより長く伸びだして、虫が他の株の花粉を運んできてくれるのを待っています。自分のオシベには目もくれていないように見えます。

しかし、花が萎れる前には、花の中でメシベとオシベが寄り添って合体します。もしそのときまでに花粉を運んでくれる虫が寄ってきてなかったら、これによってタネができます。この植物には、確実にタネをつくるための保険がかけられているのです。

この植物を栽培していると、花が咲いたあとには、ほぼ確実に、黒い五ミリメートルほどの球形のタネができます。このタネには、他の株に咲いた花の花粉がついてできたものがありますが、自分の花粉がついてできたものも混じっています。

中に白い粉の詰まったオシロイバナの種
オシロイバナ(白粉花)

[科名]オシロイバナ科
[別名]ユウゲショウ(夕化粧)、メシタキバナ(飯炊き花)
[原産地]熱帯アメリカ
[花言葉]臆病、恋を疑う、しめやかな愛情