日本の草花を四季に応じて紹介する『日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方』(著:田中修 絵:朝生ゆりこ 中央公論新社刊)から、いまの季節を彩る身近な植物を取り上げ、楽しく解説します。今回のテーマは「【月見草・大待宵草】」です。

夜を待ちわびたように開花する花

ツキミソウは、夏に、名前のとおり、月を見るように、白色の花を開きます。「ツキミソウ」という名前は、北アメリカ原産の特定の植物を指しますが、オオマツヨイグサやアレチマツヨイグサなどを総称する名称として使われることもあります。

ツキミソウとよばれる植物のツボミは、日が沈んで暗くなると、それを待ちわびていたかのように、花開きます。このツボミは、太陽の沈むのをほんとうに待っているのでしょうか。

日が沈むと開くツキミソウの花