日本の草花を四季に応じて紹介する『日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方』(著:田中修 絵:朝生ゆりこ 中央公論新社刊)から、いまの季節を彩る身近な植物を取り上げ、楽しく解説します。今回のテーマは「【ベゴニア】はシュウカイドウのラテン語」です。

 

葉のハート形が不均衡なので花言葉は「片想い」

シュウカイドウは、中国から江戸時代に日本に入ってきました。近年、多く栽培されている「ベゴニア」の一品種であり、「ベゴニア」はシュウカイドウのラテン語です。

シュウカイドウはシュウカイドウ科

この植物はごく身近にありますが、多くの人に気がつかれていない特徴が二つあります。

一つは、葉の形です。多くの植物の葉は、左右対称の形をしていますが、この植物の多肉でやわらかい葉は、左右が対称ではないのです。ハート形の形が不均衡なので、「片思い」を連想させます。これが、花言葉になっています。