チームを安心させられる存在に

ただ、やみくもに全てを変えることはしなかった。「当たり前のことを当たり前にできることが僕の長所。それを地道にこつこつ、続けていこうと思った」。土台となる下半身のトレーニングや食事、睡眠など、日常の一切で手は抜かなかった自負がある。同学年の岸本大紀も「普段からすごく努力している。あいつの背中を追いかけて、頑張りたいと思わされる」。チームの士気にも好影響を与えたようだ。

成果はトラックシーズンから表れた。4月の1万メートル記録会で28分10秒50をマークし、翌月の日本選手権1万メートルにも出場。9月の日本インカレでは丹所健(東京国際大3年)ら実力者がそろう5000メートルで頂点に立った。駅伝でも、出雲で1区区間賞と躍動し、原晋監督は「学生ナンバーワンに近づく走力を持っている選手」と潜在能力に期待を寄せる。

青学大のエースを背負う重圧は、日ごとに増しているが、「理想は(昨春卒業した)鈴木塁人(現・SGホールディングス)さん。『この人がいれば大丈夫』というような、チームを安心させられる存在になりたい」。箱根路をその舞台とできるか。 (後藤静華)

『箱根駅伝ガイド決定版2022』(読売新聞社・編)

 

〈戦国駅伝〉に挑むエースたち・4
近藤幸太郎(こんどう・こうたろう)青学大3年
愛知・豊川市出身、愛知・豊川工業高校
174センチ、56キロ

【2021年記録】
出雲:1区/23分41秒/区間1位
全日本:7区/50分54秒/区間2位
【箱根記録】
2年(21年):7区/1時間03分14秒/区間3位

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