撮影:北川外志廣、読売新聞写真部
2連覇を狙う駒沢大を軸に、「過去最高のチーム」と原監督自らが語る青山学院大、出雲駅伝を制した東京国際大、さらに順天堂大、東洋大、創価大、國學院大、早稲田大、明治大、中央大らが絡み、これまで以上に戦国模様が予想される今回の箱根駅伝。激戦の舞台から、新たなスターは現れるのか。チームを牽引し、個人記録に意欲を燃やす精鋭たちに取材した。

箱根駅伝ガイド決定版2022』(読売新聞社・編)では、自らの限界に挑戦し、箱根路の記録を塗り替えようとするエースたちを取材しました。今回取り上げるのは、順天堂大学2年生の三浦龍司選手です。

※『箱根駅伝ガイド決定版2022』(読売新聞社・編)「〈戦国駅伝〉に挑むエースたち」から一部抜粋

やりきったなという思い

この夏、学生長距離界のホープは、日本陸上界のスターへの階段を一気に駆け上がった。東京五輪男子3000メートル障害で海外の強豪と真っ向から渡り合い、日本勢初の入賞となる7位。「大きな目標とした場所で、やりきったなという思いはすごくある」

1年目の昨季、箱根予選会で日本人トップの個人5位、約2週間後の全日本1区で新記録の区間賞と鮮烈デビューを飾った勢いは、2年目に入ってさらに加速した。5月の五輪テスト大会で3000メートル障害の日本記録を18年ぶりに更新し、6月の日本選手権では転倒をものともせず、再び日本新記録で優勝。東京五輪の予選でも今季3度目の日本新となる8分9秒92を記録し、大舞台での勝負強さを見せつけた。