成長を支えた走り込み

右肩上がりの成長を支えたのは、20キロ超の箱根駅伝を見据えた昨季の地道な走り込みだ。京都・洛南高時代は比較的走行距離が少なかったが、順大では起伏がある学内のクロカンコースで日頃からジョギングを重ね、夏合宿では30キロの距離走にも取り組んだ。

スタミナ強化と共に体つきもたくましさを増し、ペース変化への対応力も向上。レース中の余裕度が高まったことで持ち味のスパートも磨きがかかり、「駅伝に向けた練習が、トラックに生きる部分はすごくある」と実感した。

初出場の五輪を経て、「競技者として人生をかけて目指すのは、やっぱりサンショー(3000メートル障害)」と決意を強める一方、「駅伝にかける思いは、また別物。チームみんなのために走りたい」と強調する。出雲は足の不安があって回避したが、1か月後の全日本2区では10人抜きの区間賞に輝き、復調をアピールした。

前回の箱根は故障の影響で1区区間10位。今回は「チームが目標としているところまで、自分の走りで引き上げたい」。15年ぶりの箱根制覇へ、火つけ役となる快走を誓う。 (西口大地)

『箱根駅伝ガイド決定版2022』(読売新聞社・編)

 

〈戦国駅伝〉に挑むエースたち・5
三浦龍司(みうら・りゅうじ)順大2年
島根・浜田市出身、京都・洛南高校
168センチ、56キロ

【2021年記録】
出雲:─/─/─
全日本:2区/31分30秒/区間1位
【箱根記録】
1年(21年):1区/1時間03分31秒/区間10位

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