撮影:北川外志廣、読売新聞写真部
2連覇を狙う駒沢大を軸に、「過去最高のチーム」と原監督自らが語る青山学院大、出雲駅伝を制した東京国際大、さらに順天堂大、東洋大、創価大、國學院大、早稲田大、明治大、中央大らが絡み、これまで以上に戦国模様が予想される今回の箱根駅伝。激戦の舞台から、新たなスターは現れるのか。チームを牽引し、個人記録に意欲を燃やす精鋭たちに取材した。

箱根駅伝ガイド決定版2022』(読売新聞社・編)では、自らの限界に挑戦し、箱根路の記録を塗り替えようとするエースたちを取材しました。今回取り上げるのは、東京国際大学3年生のイエゴン・ビンセント選手です。

※『箱根駅伝ガイド決定版2022』(読売新聞社・編)「〈戦国駅伝〉に挑むエースたち」から一部抜粋

母国の英雄に憧れ

ゆったりとした足の運びと大きなストライド。異次元のスピードで、走るたびに記録を塗り替えてきた。

箱根では1年生で3区を走って区間新。2年生の前回はエース区間の2区を1時間5分49秒で走り、従来の記録を8秒更新。今年5月の長距離競技会では5000メートルで13分15秒15をマークし、日本学生記録を14年ぶりに塗り替えた。

以前、将来の夢は「軍人」と話していたが、気が変わった。「ランナーとしての時間はあと10~15年と限られている。まずは競技を優先して、パリ五輪を目指したい」。1万メートルでケニア代表となり、五輪後はマラソンに挑戦する──と未来図を描く。そのためには在学中に「1万メートルで27分を切らなくては」と自らに課す。

母国の英雄で男子マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲに憧れる。「キプチョゲ選手がいるから、限界を超えることができる。常に背中を押してくれる存在です」

3度目の箱根は再び2区を走ると決めている。「どれだけ難しいコースでも、走るしかない。前よりいい走りをして記録を更新したい」 (小石川弘幸)

『箱根駅伝ガイド決定版2022』(読売新聞社・編)
〈戦国駅伝〉に挑むエースたち・6
イエゴン・ビンセント(いえごん・びんせんと)東京国際大3年
ケニア出身、ケニア・チェビルベレク高校
184センチ、67キロ

【2021年記録】
出雲:6区/29分21秒/区間1位
全日本:3区/32分46秒/区間1位
【箱根記録】
1年(20年):3区/59分25秒/区間1位
2年(21年):2区/1時間05分49秒/区間1位

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