日本の草花を四季に応じて紹介する『日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方』(著:田中修 絵:朝生ゆりこ 中央公論新社刊)から、いまの季節を彩る身近な植物を取り上げ、楽しく解説します。今回のテーマは「【ポインセチア】」です。

 

草花ではなく常緑の樹木

この植物の「ポインセチア」という名前は、メキシコに育っていたこの植物をアメリカに持ち込んだ、アメリカ合衆国の初代メキシコ公使であったジョエル・ロバーツ・ポインセットの名にちなんでいます。

この植物は、私たちの身近では鉢植えで栽培されます。しかし、暖かいところでは地面や花壇に植えられ、大きく育てば、背丈は数メートルにも達し、幹まわりも数十センチメートルにもなります。

草花のように扱われていますが、この植物は常緑の樹木なのです。沖縄県で、数メートルほどの背丈に大きく育っていることがあります。宮崎県の日南(にちなん)海岸には、約5万本が露地植えされており、毎年、12月から1月、花が咲き誇っています。

沖縄では庭木としても楽しまれている