漢字の由来は色と風格から

漢字では、「牡丹」と書かれます。「丹」は「赤い」を意味し、原種の花の色に由来します。

「牡」は「牝」に対する語で、「雄」を意味します。馬でなら、雌馬(めすうま)は「牝馬(ひんば)」、雄馬(おすうま)は「牡馬(ぼば)」です。この花の風格から女王様より王様のほうがふさわしいと、「牡」の語が使われたのでしょう。

この植物には、他の品種の花の花粉がつかないと、タネはできないという性質があります。そのため、できるタネは、親とは違う性質をもちます。ですから、タネから育てると、花の色や大きさ、葉の大きさなどが同じ性質の苗木ができないため、もっぱら挿し木、接(つ)ぎ木で増やされてきました。

それがタネをつくって増やす雌より、雄的なものと捉えられ、「牡」という文字が使われているとの説があります。

ボタン(牡丹)

[科名]ボタン科
[別名]フウキグサ(富貴草)
[原産地]中国
[都道府県の木・花]島根県
[花言葉]風格、恥じらい、富貴