日本の草花を四季に応じて紹介する『日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方』(著:田中修 絵:朝生ゆりこ 中央公論新社刊)から、いまの季節を彩る身近な植物を取り上げ、楽しく解説します。今回のテーマは「【ハイビスカス】」です。

 

種小名は、「中国のバラ」を意味する

ハイビスカスは、ムクゲ、フヨウなどと同じハイビスカス属の仲間なので、学名は、「ハイビスカス ローザシネンシス」です。種小名(しゅしょうめい)は、「中国のバラ」を意味しています。

花が朝に開き、夕方に萎れる性質も、仲間と共通です。開いた花の中央にメシベが突き出すように伸びだしているのも共通です。

一昔前は、日本では、「真っ赤な、沖縄の花」でした。しかし、近年、鉢植えが多く出まわり、花の色もピンク、クリーム色などが増え、多くの家庭で栽培されています。挿し木で容易に増やせることも、多く栽培されはじめた一因です。