謝罪もないし、いつまで経っても痛みは治まらない。整形外科に行くと、なんと「五十肩」との診断。絶対安静を言い渡され、太極拳は断念することになりました。

数ヵ月が経ち、痛みを感じなくなった頃、家のポストにダンベル教室のチラシを発見。確か「五十肩は、回復してきたら意識して動かしたほうがいい」とどこかで聞いたことがあります。これも何かの縁、と感謝しながら入会を決めました。

嬉々として教室に向かった初日、ダンベルを握って体を動かしていると、背骨あたりに激痛が。まだリハビリには早すぎたかと思いましたが、幸い併設している体操教室に変更してもらうことができたのです。

体操教室ではストレッチを中心に行っているようで、腕や肩に負担がかからない動作だけやればいいと説明を受け、ひと安心。さっそく開脚ストレッチをしていると、同じクラスのおじいさんがそばに来て、「若いんだから、こんなもんもできないと困るぞ」と一言。

ムッとして怒りにまかせて体を勢いよく前に倒すと、腰のあたりから嫌な音が。腰は痛いわ、年上の受講生たちに笑われて恥ずかしいわで、退会することにしました。