現地での過ごし方

ソロ旅で気になるのは、食事ですよね。「ひとりの外食は気が引ける」という人も少なくありません。でもね、周りの人はいちいち「あら、あの人ひとりだわ」なんて思っていませんよ。自分が食べたいものを食べればいいのです。

とはいえ、行ってみたいのが高級フレンチのお店となれば、ちょっとハードルが高いのもわかります。そういう場合はランチコースを狙いましょう。ディナーよりリーズナブルだし、大人の胃腸にはランチくらいの量がちょうどいい。

夜は、私は地元のお寿司屋さんや焼き肉店にひとりで行くのが好き。気後れしないコツは、開店後すぐに行くことです。まだ常連客もおらず、人で賑わう前の時間帯であればカウンターに自分だけということも。サクッと食べて出れば人目を気にすることもありません。あとは宿でのんびりすればいいのです。

現地の情報は、ガイドブックよりもインターネットのほうが、新しく詳細な情報を見つけやすいと思います。

コロナ禍以降、お店が閉店していたり、営業時間が変わっていたりするケースもあるので、しっかりチェックする必要がありますし、非日常の旅先こそスマホ操作に慣れるチャンス。ぜひ積極的に活用しましょう。慣れればスマホ1つで飛行機にも新幹線にも乗れちゃいますから。

そして、旅の予算にぜひ組み込んでほしいのが、タクシー代とコインロッカー代、そして帰りの宅配便代。駅に荷物を預けて手ぶらで観光すると、本当にラク! 疲れ方が全然違います。数百円でこの快適さが手に入るのですから、使わない手はありません。

私は帰りも荷物を宅配便で送ってしまいます。空港なら、利用した航空会社によって割引になることもあるのでチェックしてみてください。そして疲れたり、雨が降ったりしたら迷わずタクシーを活用しましょう。時間の節約にもなるし、何と言っても大人の旅は疲れが禁物ですから。

旅先で体調が悪くなったら、無理せずにホテルで休息を。ほんの2時間でも横になるとラクになることもあります。「せっかく来たんだから」と頑張って食事をしたり、温泉に入るのはやめましょう。体調が万全でないと、楽しい思い出になりません。ソロ旅は気楽に。これが最大の価値なのです。