「ひとり温泉」と「遊びに来た!」の違い

熱海は近年、大きな商業施設やおしゃれなカフェ、気の利いた日帰り温泉施設が増え、ものすごーく人気になりました。

もともと全国の人気温泉地ランキングでは上位でしたが、もはやいつ行っても賑わっている状況です。

『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(著:永井千晴/幻冬舎)

そもそも、「人気温泉地」のほとんどは、都市に近く、観光とアクセスが充実しているがゆえに、「行ったことがあるから、1票入れる」といった感じで選出されている気がします(個人の感想です)。

箱根がずっと1位なのも、きっと「行ったことがある」の母数が多いからじゃないかなー、なんて。

私が今、ひとり温泉の行き先を選ぶとしたら、おそらく熱海は選ばないでしょう。熱海は大好きな温泉地ですが、どこもかしこもにぎやかで、ひとりで訪れたら、なんだか居心地が悪そうな気がします。

例えば、ランチに入ったお店や、ふと立ち寄った日帰り入浴。どこもかしこも「遊びに来た!」な雰囲気のお客さんばかりだから、静かに温泉に浸かることはかないません。

「遊びに来た!」な雰囲気が悪いのではなく、ひとり温泉客とは具合がずいぶん違うのです。