家でじっとしているうちに、体が硬くなったり、節々が痛くなったりしていませんか? 動かない日々が続くと、体は固まってしまいます。自宅でできる簡単なストレッチを5回にわたって紹介しますので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。こりをほぐし、痛みを和らげ、動ける体をつくりましょう。第1回目は自分の体の「いま」をチェックするところから。(モデル=アプロトレーナーYUKIE 構成=塚原沙耶 撮影=大河内禎 写真提供=中川真人)

まずは、筋肉をゆるめて伸ばす

《おこもり》で、体がカチコチになっている人も多いことでしょう。動かない日々が続くと、体は固まっていきます。すると血流が悪くなり、こりや痛み、冷え、むくみ、肌のくすみなど、さまざまな不調が生じてしまうのです。

60代以上の方からよく「寝起きが一番、体が痛い」と聞きます。子どもは寝ている間にたくさん寝返りを打ち、自然と体を整える。ところが年齢を重ねると、寝返りをあまり打たなくなりますし、ストレスなども影響して、体のやわらかさを取り戻しづらくなるのです。

体の不調チェックリスト
すべてのストレッチを実践するのが理想ですが、時間がない時は、自分の不調に合ったものを重点的に行いましょう
 1) 足先が冷たく、静脈が浮き上がっている
 2) かかとがカサカサ乾燥している
 3) 肌のくすみが気になる
 4) 肩こり、首こりに悩んでいる
 5) 首のシワが気になる
 6) 最近つまずきやすい
 7) お尻が垂れている
 8) お腹や背中の贅肉が気になる
 9) 猫背になっている
10) 眠りが浅い
1)~3)のいずれかにあてはまる人
冷え・むくみ」の改善を
3)~5)のいずれかにあてはまる人
肩こり・首こり」の改善を
6)、7)のいずれかにあてはまる人
腰痛・膝痛」の改善を
8)、9)のいずれかにあてはまる人
ぽっこりお腹・丸い背中」の改善を
10)にあてはまる人
呼吸が浅いと、眠りも浅くなります。ストレッチをする時、深呼吸するように心がけましょう
※上記の不調を解消するストレッチは第2回目から紹介します