スマートな人間関係を築く3つの心得
しかし、やると決めた役割でも、それを「やらなければ」と考えるだけで動悸がする、眠れないなどの健康障害が出る。あるいは、自分がリラックスできるはずの時間にも「そのこと」が頭に浮かんで離れないといった場合は、できるだけ速やかに、それらの関係から離れるように対策を取るべきでしょう。
自分にとって本当に大切なものを残し、そのほかは少しずつ整理していく。人生の残り時間を考えたら、「居心地が悪い」「自分には必要ない」と気がついた相手とは、無理をしてつきあう必要はないと思います。
ただし人間関係の場合、「もう会わない」と宣言したり、急にぷっつり連絡を絶つと、わだかまりを残してしまう可能性があります。会う回数、連絡する頻度を徐々に少なくして、最終的には年賀状を送り合うだけの関係にまでフェードアウトしていく方法なら、お互いにストレスがないでしょう。
女性同士、特に「女度の高い」人との関係では、相手の気持ちを損ねずに誘いを断るのが難しいと感じることもあると思います。断られる理由が「自分の誘いよりも価値が上」と感じられるものだと、女性の中にある無意識の嫉妬心や反感を刺激してしまうケースがあるからです。
それを避けるには、なるべく「自分を下げる」方法がおすすめ。仕事を理由にするときも、「社畜のように働かされて死にそう」などマイナスポイントを付け加える。ほかにも「自治会のゴミ当番だから」など、「それは大変ね」と反応せざるをえない理由を用意するといいでしょう。
●少しずつ接触を減らし、フェードアウトする
次回は人づきあいの悩みを、Q&A形式で紹介します。疲れない人間関係の参考にしてください。