のどの健康を守るために、今からできることは?簡単なセルフチェックとケアの方法を教えてもらいました(構成=山田真理 撮影=川上尚見 イラスト=スギザキメグミ)
声筋の衰えは全身に影響
のどの主な役割は、「呼吸」「嚥下」「発声」。その働きを支えているのが、下図の喉頭にある筋肉群「声筋(こえきん)」です。
声筋が衰えると、声帯や気管をピッタリ閉じられなくなります。すると、息苦しさを感じる、声がかすれる、誤嚥を招く。さらに踏ん張りがきかなくなるなど、全身に影響が出始めるのです。
のどの健康状態を、下のチェックリストで確認してみましょう。
さらに簡単にできるのが、「あーテスト」です。鼻からたっぷり息を吸い、楽に出せる高さと大きさで「あー」と声を出し続けます。女性は20秒以上声が伸びればOK。
その手前でかすれたり途切れたりする場合は、声筋が衰えているか、トラブルが起きている可能性が。次ページから紹介するポイントを参考に、ケアを始めましょう。
まずは、のどの衰え度をチェック!
□ 会話中に、「え、何?」と聞き返されることが増えた
□ 若い頃に得意だった曲を上手に歌えなくなった
□ ペットボトルのふたが開けにくくなった
□ 食事中やお茶を飲む時に、よくむせる
□ しゃべりすぎてのどが痛くなると、2日くらい治らない
□ マスクで口をふさぐと、呼吸がとても苦しい
□ 長時間話すと、息苦しくて疲れる
□トイレでいきむことが難しく、便秘気味だ
□ よろけた時に、踏ん張れなくて倒れそうになる
□ 最近、人と話す機会が減った
2~3個以上当てはまる人は、のどが衰えている可能性が。次ページから紹介する習慣を取り入れましょう。
□ 若い頃に得意だった曲を上手に歌えなくなった
□ ペットボトルのふたが開けにくくなった
□ 食事中やお茶を飲む時に、よくむせる
□ しゃべりすぎてのどが痛くなると、2日くらい治らない
□ マスクで口をふさぐと、呼吸がとても苦しい
□ 長時間話すと、息苦しくて疲れる
□トイレでいきむことが難しく、便秘気味だ
□ よろけた時に、踏ん張れなくて倒れそうになる
□ 最近、人と話す機会が減った
2~3個以上当てはまる人は、のどが衰えている可能性が。次ページから紹介する習慣を取り入れましょう。