これからは自分育ての時期

いくら居心地がよくても、家族だけで空気の入れ替わらない空間では、独りよがりな雰囲気が漂い始めると感じるのは気のせいでしょうか。

羽仁もと子著作集に「四通八達の家」という言葉が出てきます。

『再出発整理-心地よい居場所とお金のつくり方』(著:山崎美津江/‎婦人之友社)

内にこもり 、心に垣根のある家は八方塞がりの家、それに対し、どこに向かっても開かれ、よいものを交換し合う家であれ、という言葉の意味するところは「いつでもどうぞ」と言える家のことだと思うのです。

私たちは人と物との関わりの中でしか生きられません。子どもを育て上げた人もそこで終わりではなく、今度は自分が育っていく番。これからは自分育ての時期なのです。家を開き、お互いを刺激し合いたいと願います。