この記事の目次
実際に発生した事故の例
着衣着火を防ぐためには
衣服に火がついてしまったら

着衣着火を防ぐためには

・火がつきやすい服に注意

調理の際はストールやマフラー、裾や袖が広がったデザインの服、紐のついた服の着用は避けるようにしましょう。

また、衣服の生地が細かく毛羽立っていると、わずかな炎が接触しただけで毛羽部分に火がつき、生地の表面を瞬間的に火が走る「表面フラッシュ」という現象が起こることがあります。綿やレーヨンなどの燃えやすい素材のもの、洗濯を繰り返して毛羽立ったものは表面フラッシュが起こりやすいため要注意です。

 

・コンロの周りを整理する

コンロ周りにある調味料や調理器具を取ろうとして、衣服の袖や裾が火に触れ、着衣着火が発生してしまうことがあります。

なるべくコンロ周りには物を置かないようにし、コンロの奥や上に手を伸ばす際は火を消してからにしましょう。

・火力を調整する

鍋から炎がはみ出さないよう、適切な火力に調整しましょう。

・防炎品を使用する

調理の際は、火に触れても燃えにくい素材で作られた防炎エプロンや防炎アームカバーを着用すると安心です。

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