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実際に発生した事故の例 着衣着火を防ぐためには
衣服に火がついてしまったら

衣服に火がついてしまったら

・水をかける

水が使える状況であれば、台所の水道水やペットボトルの飲料水をかけます。すぐに脱げる衣服であれば脱ぎ捨て、脱いだ服に水をかけて消火するのが有効です。

・「ストップ・ドロップ&ロール」を行う

近くに水がなく、すぐに服を脱げない場合には「ストップ・ドロップ&ロール」を行います。これはアメリカの消防士が考案した着衣着火時の対処法です。

(1)ストップ…慌てず落ち着いてその場で止まる。

※走り回ると炎の勢いが増してしまうため

(2)ドロップ…燃えているところを地面に押しつけるようにして倒れこむ。体と地面との間に隙間を作らないようにするのがポイント。

(3)ロール…地面に倒れたまま左右に転がり、火を「窒息消火(酸素の供給を遮断して消火すること)」させる。

もし着衣着火によってやけどを負ってしまった場合は、すぐに水道水などの清潔な水で冷やし、医療機関を受診するようにしてください。

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