芸人の芦名秀介さんと祖父の廣喜さん(撮影:宮崎貢司)
孫にドッキリを仕掛けられ、大きな声で驚くおじいちゃん。そんな動画で一躍人気者になったのは、芸人の芦名秀介さんと祖父の廣喜さんだ。廣喜さんは要介護3だが、二人の暮らしには笑顔が溢れている。ここに至るまでには波瀾万丈の歴史があった(構成:樋田敦子 撮影:宮崎貢司)

介護は24時間見守り態勢で

秀介 じいちゃんは、週に何回デイサービスに行ってるか、自分でわかってるかい?

廣喜 老人ホームのこと? そうだね、3回かな。

秀介 残念、4回でした(笑)。そこに行くために、いつも朝7時頃に起きてるよね。

廣喜 だいたい朝9時にはバスに乗って老人ホームまで行って、お昼をご馳走になって、午後5時には帰って来てるなあ。

秀介 伯母さんたち二人が交代で毎日夕食を作りに来てくれるし、週に3回はヘルパーさんも来てくれる。24時間見守り態勢は整っているけれど、じいちゃん、朝食だけは自分で作るよな。だいたい電子レンジでチンするだけのことが多いけれど、調子のいい時は前日に野菜を切っておいて、翌朝味噌汁とかに仕上げてる。100歳なのにすごいね。

廣喜 できることは自分でやるようにしてるよ。