その場で強制的に取り調べが

ここまでは順調だったのに、一気に雲行きが怪しくなる。俺に相対するのはウガンダの警察署長。目つきがギョロッとした迫力のある男だった。

必要書類を提出したが「俺は認めねえ」と取材拒否された。それから、その場で強制的に取り調べが開始された。

(写真:丸山ゴンザレス)

ここで緊張感のあるやりとりを続けたところ、

「明日の朝まで小屋(留置所的な意味)に滞在を認める。外(トイレとか)に出るときはウガンダ警察が監視をする。撮影や取材は認めない」

めっちゃ強い口調で断言された。事実上の拘束である。

これはまずいことになったとチラッとケニア警察の方を見ると「無理」とばかりに首を振る。どうにもできないようだ。もはや諦めるしかないのか。