巣ごもり生活で、体が重いと感じている人は少なくないでしょう。そこで毎日の習慣にしたいのが、「ラジオ体操」です。単なる準備運動と思ったら大間違い。ポイントを押さえて動作を行うことで、うれしい健康効果が得られるのです。「いち、にっ、さーん、しっ」と慣れ親しんだリズムに乗って全身を動かし、軽やかな心と体で元気に過ごしましょう。今回は腕と肩、胴体や脚を素早く動かし瞬発力アップ(実演:平井孝子〈全国ラジオ体操連盟理事/指導委員〉 撮影:本社・八木沼 卓 構成:本誌編集部)

【2】腕を振って脚を曲げ伸ばす運動・・・【5】体を横に曲げる運動

筋トレもウォーキングも続かないというあなた。今年は「ラジオ体操」を習慣にしませんか? おなじみのあの運動には、さまざまな健康効果が秘められていました。

 

【6】体を前後に曲げる運動

背中とお腹まわりを刺激して体幹を強化。
背骨の前後方向への動きをしなやかにしてくれる。

《START》 脚を開いたまま気をつけのポーズ

脚を開いたまま気をつけのポーズ

 

(1) 上体の力を抜き、その重みで弾みながら3回曲げる

上体の力を抜き、その重みで弾みながら3回曲げる

 

(2) 上体を起こす

上体を起こす

 

(3) 両手で腰を押し出しながらゆっくりと上体を反らし、再び上体を起こす

両手で腰を押し出しながらゆっくりと上体を反らし、再び上体を起こす
Point
腰の横ではなく腰の中心部に手を当て、後ろから支えるように押し出す。無理にたくさん曲げようとしないこと

(1)~(3)を2回繰り返す

《アドバイス》

腕、首、肩の力を抜き、おなかの下にボールを挟むイメージで上体を曲げる。地面に手が届かなくてもOK