コロナ禍から得た大事なこと

そうやって一つ一つ、「これはなぜ決まっていることなのか?」と疑問に思って教わっていくと、なるほど、と思えることもあれば、中には「おいおい」と思うこともある。
なかなかそうは思っても声に出せるものでもない。これまで野球チームのサポートにはなんとなく「そういうものだから」と習慣になっていることも多いのではないだろうか。
外から見るとそれがお母様方の「野球って親の負担が重すぎる」印象に繋がっているのだろうか。

そこへ、
コロナが私たちの生活を一変させた。

当たり前だったことが当たり前にできない世の中になり、今までできたことを何もかも、感染予防のために控えなければならなくなった。
対外試合や大会はもちろん、毎週のお茶当番も、グラウンドでお弁当を食べることも、数日間の合宿強化練習を組んでチームが寝食を共にする機会もなくなった。

完全に自宅待機でグラウンドにも出られなかった頃を思い返すと、なんとか工夫してグラウンドで野球ができるんだったら飲み物くらい自分で用意しますよ、スタッフには申し訳ないのですが、ジャグではなくてペットボトルのお茶をどうぞ…という気分になったのだ。そして、今までどういうわけか変えたことのなかったやり方を、思いきって変えてみた。
そしてそれで十分野球はできることがわかった。
お世話になる方々への感謝の気持ちを表すには、別の方法もあるんだ、ということもわかった。

なあんだ、お茶当番より大事なのは、子どもが怪我をしないようにしっかり大人が見守ること、子どもたちの練習や試合の機会を確保してやることなんだとわかったことが、このコロナ禍から得た大事な学びだったように思う。