「きのことミョウガつくねの酒蒸し」
栄養士でありフードコーディネーターでもある藤岡操さんが「食堂のおかみ」になりきって提案するレシピ連載。大胆にも、この店のお品書きは「酒蒸し」1本! といっても、具材がや調味料が変われば趣も変わる魔法のレシピ。蒸し器がなくても、フライパンと日本酒や料理酒さえあれば誰でもできるメニューの数々です。第24回は「きのことミョウガつくねの酒蒸し」です。

本日のメニュー
「きのことミョウガつくねの酒蒸し」

うちの冷蔵庫には、たいてい何種類かのきのこが入っています。
常備率ナンバーワンはエノキ。旨味がしっかりあって、少量使いでも力を発揮。
2番手はマイタケ。袋を開けたときの香りが、すでに大好き。
続いて、シイタケ、シメジ、エリンギのどれかがあると安心。

ありがたく一年中食べているきのこですが、秋になるとグンッと《きのこ欲》が高まります。温かいきのこ料理を食べたくなるわけです。となったら、気楽な酒蒸しでしょう!

さて、悩むのはきのこの相棒。豚肉、鶏肉、牛肉。ひき肉もあり。魚も、ちくわだって合うんだから、そりゃあ悩みます。朝からずーっと頭の片隅で、きのこの酒蒸しの相棒のことを考えていて、ベランダ菜園で収穫したミョウガを手に、閃きました!

きのこの相棒は、ミョウガつくねにしよう!
それでは、いざ、酒蒸し。