2021年9月28日号
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[特集]
〈楽しむ、そして助け合う〉
友達は、歳をとるほどありがたい

家庭や仕事や介護など環境に左右され、あるいは年齢とともに気持ちが移ろい、人づきあいが薄くなる経験は誰にでもあります。だからこそ、年齢を重ねるなかで友達はよりいっそう代えがたい存在になるのでしょう。楽しみを共有するだけでなく、ときに心の支えになることも。人生の山と谷を経験したうえでの友情をみつめます

●注目記事●

〈家族も恋人も住まいも、ぜんぶ見てきた〉
食べて話して40年、一緒にぼちぼち老いていこう
伊藤比呂美× 枝元なほみ

熊本とアメリカに軸足を置き、子育てや介護、仕事に飛び回ってきた詩人は、東京に来るといつも、親友の料理研究家宅に宿泊する。ふたりは同い年。「ねこちゃん」「ひろみちゃん」、呼び方も40年、変わらない

伊藤 ねこちゃん、こんにちは。

枝元 おお、ひろみちゃん。熊本の雨は大丈夫だった?

伊藤 うん、飛行機は予定通り飛んだ。でも今回はいつもの留守番役が手配できなくて。

枝元 え、じゃあ連中は4匹だけで過ごしてるの?

伊藤 愛犬教室の先生と友人たちには見回りを頼んである。明日朝イチの便で帰るから、今晩は羽田のホテルに泊まるね。

枝元 ほい了解。泊まるにしろ、帰るにしろ、特別なにか用意することもないから全然大丈夫だよ。

伊藤 ここのひとつ前の家くらいからかな、東京に来たらねこちゃんのとこに泊めてもらうようになったのは。

枝元 わたしのほうも、ひろみちゃんがアメリカにいた頃は結構遊びに行ったよね。

伊藤 最初に会ったのは23歳のとき。芝の増上寺で現代音楽のパフォーマンスがあって。
(一部抜粋)

他にも、石井ふく子さんのインタビュー「〈半世紀の交友録・ 橋田壽賀子さん、京マチ子さん、奈良岡朋子さん……〉 おつきあいは深く長く、さっぱりと」、田村セツコさん水森亜土さんの「なかよし二人の往復書簡」、人生相談「60歳からの友情、 距離感に悩んだら」など。
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[第二特集]
〈元気の秘訣を聞きました〉
あの人の養生訓

午睡にお肉、日常のすきま時間にスクワット。長年にわたって現役で活躍し、いつも元気で前向きな人たちはどんな食事、どんな生活習慣を心がけているのでしょうか。極意は「無理せず継続する」ことにあるようです

●注目記事●

〈聖火リレーが治療の励みに〉
8ヵ月の入院、要介護4からさらなる挑戦へ
三浦雄一郎

6月27日、富士山五合目で東京オリンピックの聖火ランナーをつとめた三浦雄一郎さん。しかしその約1年前は、難病の後遺症で寝たきりの生活を送っていたという。御年88歳、病に打ち勝つ原動力はどこにあるのだろうか

富士山にはこれまでに40回ほど登っていますし、スキーでの直滑降も経験しました。大好きな富士山で聖火を運べたことは、本当に光栄だと思っています。

五合目の標高は約2300m。高山病の危険もある高さですが、当日の私は体調も上々。といっても病み上がりで足にまだ痺れが残っていましたので、ストックをつき、次男の豪太にアシストしてもらいながら一歩一歩を大切に踏みしめて進みました。

前日まで台風の影響で悪天候が予想されており、リレーが中止になる可能性もあったのです。ところが当日の朝には雨が上がり、富士山がきれいに顔を出してくれました。リレーの時は霧に包まれ幻想的な雰囲気で、天候が大きく崩れることなく無事に終えることができて、ほっとしています。

約1年前の2020年6月、私は特発性頸髄硬膜外血腫を発症しました。これは100万人に1人が罹る病気だそうで、頸髄を守る硬膜の外側に血腫ができ、それが脊髄を圧迫することで運動麻痺や感覚障害が起こります。それまで何の予兆もなかったのですが、ある夜突然、右半身が完全に痺れて動かなくなってしまったのです。
(一部抜粋)

他にも、鎌田實さん「筋活」「骨活」「たん活」で〝ピンピンひらり〟を叶えよう」、室井摩耶子さん100歳になったからこそ出せるピアニシモがある」など。
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[読みもの]

〈重量挙げに捧げた21年〉
オリンピック5大会出場。
東京を最後に、新しい道へ

三宅宏実

東京五輪で女子ウエイトリフティング(重量挙げ)49㎏級に出場した三宅宏実さん。2004年のアテネ以来5大会連続で出場となる今大会は「21年の集大成」として臨んだが「記録なし」という結果に終わった。試合後、涙を浮かべながらも競技人生を「満足」と振り返った三宅さん。その真意はーー

試合が終わって1ヵ月が経ちました。正直な気持ちを言えば、結果に対しては悔しかったし、情けないとも思いましたよ。私にとって最後の五輪となる東京は、やっぱりメダルを獲ってカッコよく終わりたかった。ただ、この数年、徐々に記録が下がっていくなかでも、コンディションのピークの作り方や、状態が悪いなかでの気持ちの持っていき方を、後輩たちに背中で示せたのかな、と思います。

今、冷静に振り返ってみると、2016年のリオ五輪から東京に向かう5年間は、体も心も限界を超えていた気がしますね。

何しろ故障続きで、19年には腿の肉離れ、その後は腰の疲労骨折、膝のケガなどに見舞われ、思い通りの練習ができなかった。体のあちこちが痛くても、いい時の感覚を覚えているので、その状態を取り戻したくて無理をする。無理をすればまたどこかを痛める。その繰り返しで、日々葛藤を抱えていました。

特に30歳を過ぎたあたりから、体の衰えを自覚するようになりました。関節は確実に硬くなり、疲れは取れないし、瞬発力もなくなってくる。これが30代の体なんだとは認めたくないけど、現実は誤魔化しがきかない。以前はもっと練習できたのに……。
(一部抜粋)

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[カラーグラビア]

夫婦の衝突を避ける必殺技は?
田中圭×中谷美紀

ある日突然、妻が総理大臣に就任し、日本国中の注目を集めることになったら——。映画『総理の夫』で、日常生活が一変した夫婦を演じている二人が、自身の理想の夫婦関係を語ります

中谷 初めて圭くんと共演したのは、2008年に公開された映画『しあわせのかおり』でしたね。

田中 中谷さんは言葉遣いがとてもきれいで上品なので、どう接すればいいのかとドキドキしていたんです。そうしたら、すごく気さくに話しかけてくださったので、楽しかった記憶しかありません。でもたまに、お話が難しくて、「今の、どういう意味だったんだろう」ってなることもありました。(笑)

中谷 圭くんは、前に出るべき時と引くべき時をよくわきまえていらして、とても空気を読める方だと感じました。

田中 本当ですか?

中谷 誤解を恐れずに申し上げるなら、現場では人畜無害な存在なんです(笑)。気配を消すことができるのは、名優の証しだと思っています。
(一部抜粋)


他にも、

〈カメラの前で役者が思うこと〉
緊張と緩和のはざまで
古田新太×松坂桃李

〈過去を捨ててゼロから挑む〉
45歳の今、ようやく弱音を吐けるようになった
ムロツヨシ

〈清水ミチコの三人寄れば無礼講〉
ゲスト 綾小路翔&ヒャダイン

〈ビューティ手帖〉
美容賢者が選ぶ2021年上半期ベストコスメ

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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