青木さやかさんの連載「49歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、49歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。今回は「断捨離で心が浮き立つわたし」です。
断捨離は単なる片付けではない
断捨離については何度か書いてきた。
わたしは、「断捨離」イコール片付けとか整理整頓とかモノを捨てる、ということだと思っていたのだが、
本腰入れてやってみると、そのどれでもなかった。
調べてみるとこう書いてある。
「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想である。ヨガの行法が元になっているため、単なる片付けとは異なるものとされている。
やましたひでこさんが提案し有名になった「断捨離」という言葉が一人歩きし、わたしは片付けだと思い込んでいたらしい。何事もよく知ってみないとわからないものだ。
自宅の断捨離は、一旦成功。
そして断捨離発展系? のいくつかの行動は、心浮きたつものになっている。