(写真提供◎青木さん 以下すべて)
青木さやかさんの連載「49歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、49歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。今回は「断捨離で心が浮き立つわたし」です。

前回「1ヵ月かけて家中を断捨離!すべて〈今〉を軸に考える。断捨離は、〈自分で人生を選ぶ〉という訓練だ」」はこちら

断捨離は単なる片付けではない

断捨離については何度か書いてきた。
わたしは、「断捨離」イコール片付けとか整理整頓とかモノを捨てる、ということだと思っていたのだが、
本腰入れてやってみると、そのどれでもなかった。

しまい込んでいた食器のストックも美しくディスプレイすることを目標に

調べてみるとこう書いてある。
「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想である。ヨガの行法が元になっているため、単なる片付けとは異なるものとされている。

やましたひでこさんが提案し有名になった「断捨離」という言葉が一人歩きし、わたしは片付けだと思い込んでいたらしい。何事もよく知ってみないとわからないものだ。

自宅の断捨離は、一旦成功。

そして断捨離発展系? のいくつかの行動は、心浮きたつものになっている。

靴箱のシティとブーツ