<前回のあらすじ>
「父より」と書かれた菊の花束が届いた篠原翠。
相沢蒼馬(内藤秀一郎さん)と付き合って以降、父親の篠原健次郎(石黒賢さん)からは連絡がなかったが、なぜ今になって…?と恐怖を感じていた。
翠から健次郎の話を聞いた佐竹恭平(渋谷謙人さん)は、蒼馬がストッパーのような存在だったのかもしれないと告げ、「蒼馬さんさえ、生きていれば……」と漏らす。
一方、羽田芽衣は、相沢龍之介から、翠の元にも過去に「お前は人殺しだ」と書かれた手紙が届いた話を聞く。さらに、龍之介は翠を脅かす〈誰か〉がいると話すが、芽衣は翠とこれ以上関わりたくない、ときっぱりと話し……。
その後、芽衣宛てに再び白い封筒が届くことに。中を見ると、便せんに印刷文字で「逃げても無駄だ」と書かれていて――!?
そんなある日、芽衣は、中谷莉奈(渋谷凪咲さん)からあるパーティーに一緒に行かないかと誘われる。西島奏多とのデートを切り上げ、パーティーに参加することにした芽衣だったが……。
そして、翠の元には、健次郎が迫っていた――。
「これまで翠さんに嫌がらせをしていたのは、あなたですね?」。龍之介からの問いかけを否定した健次郎は、「インチキカウンセラーに、変なこと吹き込まれたんでしょう」と言い、〈佐竹クリニック〉を調べるように伝えた。
一方、佐竹クリニックでは、佐竹が翠と向き合っていた。「羽田芽衣は、あなたをずっと傷つけてきた」「彼女を許していいんですか?」と翠に問いかけた佐竹。「羽田芽衣さえいなければ、蒼馬さんは生きていた。そして、父親を恐れることもなかった。そうでしょう?」と続け――。
西島から高級なミニショルダーバッグを買ってもらった芽衣。西島のほしいものを訊ねるが、西島は「俺はもう十分」といい、水の音を聞きながらぼーっとしていることが好きだと話す。
さらに、トラックにひかれてしまった10代の兄弟のオペを最近担当したことを明かした西島は、「俺はいい兄貴じゃなかったから、余計に助けたくて」と告白する。
佐竹クリニックを調べていた龍之介は、「人殺しカウンセラー」という書き込みに目がとまり、書き込んだ山川はるかに連絡をすることに。はるかによると、話を聞くふりをして人のことを追い詰める佐竹は、〈マインドコントロール〉を行っていると言い――!?
パーティーに参加した芽衣は、西島の後輩たちから次々と声をかけられることに。そんな中、芽衣は、西島がオペを担当した兄弟が二人とも亡くなってしまったという話を聞いて……。
翌日。出社した龍之介は、芽衣がカウンセリングを受けていることを知ることに。慌てて芽衣に電話をかけるもつながらず。
龍之介は、「あなたの担当医が佐竹恭平だとしたら、すぐにカウンセリングを受けるのをやめてください」とメッセージを残す。その頃、芽衣は佐竹によるカウンセリングを受けていて――!?
その後、芽衣のカウンセリングを終えた佐竹は、スマホを通じて西島に「羽田芽衣の記憶を封印しました」と、話すのだった。電話を終えた西島は芽衣との待ち受け画面を見つめながら無表情で……。