改正マイナンバー法により、12月2日から従来の健康保険証の発行が停止となりました。今後は「マイナ保険証」が普及していくことになりますが、いまだに「利用するための手続きやしくみがよくわからない」といった困惑の声が多く上がっている状況です。現時点でのマイナ保険証の利用登録率は約62%となっていて、順調に普及が進んでいるとはいえません。マイナ保険証の基本について、改めて確認しておきましょう。
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利用登録に必要なのは?
「マイナ保険証」とは、マイナンバーカードに保険証の機能を付与したものです。
ただ、マイナンバーカードは発行されたそのままの状態では保険証として使うことはできません。別途マイナ保険証の利用登録手続きをする必要があります。
(利用登録に必要なもの)
・マイナンバーカード
・暗証番号
暗証番号とは、マイナンバーカードの申込み手続きを行った際に、自分で設定した4桁の番号のことです。自治体によっては申込みの際に、暗証番号を記した控えの紙やメモを渡してくれることがあります。「暗証番号を忘れてしまった」という人で、こうした紙をもらった記憶があれば、どこかに保管していないか探してみてください。
もし番号がわからず、控えの紙もないという場合には、市区町村窓口に問い合わせましょう。住民登録のある市区町村窓口で初期化・再設定の手続きをすることになります。