詩を励ます歩と結

場面が変わり、歩と話す結。詩が歩の動画を見ていたことを伝え、「このミラー、お姉ちゃんから渡してくれん?」と頼む。歩は「わかった」と答える。

後日、詩の病室を訪ねた歩。真紀そっくりの詩に驚く。歩は、修理した手鏡を詩に渡し、ブランドの服をプレゼントする。

「すみません」と話す詩に、歩は「こういう時はすみませんじゃなくてありがとう」と教える。「ありがとう」とほほ笑む詩。

その様子を見ていた結は「詩ちゃん、私からも」と凍ったブドウを渡す。「詩ちゃんの故郷の神奈川の藤沢ってブドウがおいしいんやろ?」と話す結。

用意したブドウは藤沢産ではなかったが、結の気遣いも詩の心を動かした。

「なんでここまでしてくれるの?」と話す詩。結は「詩ちゃんに生きとってほしい」と伝える。

詩はブドウを食べると、「すごくおいしい」とつぶやく。

そして時は流れ――。

歩が「詩ちゃん、メリクリ!」と病室を訪れると詩はちょうど退院するところだった。

そこに、児童相談センターのスタッフ2人が詩を迎えに来る。歩は詩に「困ったことがあったらいつでもおいで」と伝え、名刺を渡して――。