
日本国内のセーヴル磁器コレクションを一挙公開
西洋諸窯のなかでも最高峰ともいわれる「セーヴル窯」で製作されたセーヴル磁器。その華麗な色彩と特徴的な模様、絵画的な筆致で描かれたデザインは、西洋磁器のスタイルの基盤となりました。
本展は、時代を彩った数々のセーヴル磁器を間近に鑑賞し、西洋の貴婦人たちに愛されたその魅力を存分に堪能できる展覧会です。
セーヴル窯の前身は「ヴァンセンヌ窯」といい、1740年頃、陶工デュボア兄弟によって作られたものです。1756年にセーヴルに移転したヴァンセンヌ窯は「セーヴル窯」へと改称し、ルイ15世の全額出資により運営される「王立陶磁製作所」となりました。そしてフランス国王の絶大なバックアップによって、化学者、デザイナー、彫刻家、画家、金工家など、当時の第一線で活躍する技術者や芸術家が製作に携わったのです。
それからセーヴル磁器は、国内外の外交用や、政治における贈答用などに活用されるようになります。


その後、ルイ16世と王妃マリー=アントワネットの時代から、フランス革命によるセーヴル窯閉鎖の危機を経て、ナポレオンと皇后マリー=ルイーズの時代へと移り変わります。やがて18世紀中期に入ると、カップ&ソーサーは実用品としてはもちろん、趣味のよさや財力を顕示するものとして、社交や自己演出に欠かせないアイテムとなっていきました。


当時流行のファッションを取り入れた模様や、花や鳥、風景、人物などを絵画的で繊細な筆致で描いたロココ調の様式、荘厳で均整の取れた新古典様式など、時代に沿って移ろう多様な意匠を一挙に紹介。セーヴル磁器の美しいデザインを、ぜひゆっくりとご堪能ください。
【応募締め切り日】5月7日(水)
※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます
※本プレゼントは5月8日頃の発送を予定しています。会期をお確かめのうえ、ご応募ください
「妃たちのオーダーメイド セーヴル フランス宮廷の磁器 マダム・ポンパドゥール、マリー=アントワネット、マリー=ルイーズの愛した名窯」
会期:開催中~6月8日(日)
開館時間:10時~18時(毎週金曜日は20時まで)*入館は閉館時間の30分前まで
休館日:月曜日(5月5日は開館)、4月30日(水)、5月7日(水)
会場:渋谷区立松濤美術館(東京都渋谷区松濤2-14-14)
≪アクセス≫
京王井の頭線「神泉」駅から徒歩5分
JR・東京メトロ・東急電鉄「渋谷」駅から徒歩15分
入館料:一般800円、大学生640円、高校生・60歳以上400円、小中学生100円
*団体10名以上および渋谷区民は2割引
*毎週金曜日は渋谷区民無料
*土・日曜日および祝休日は小中学生無料
*障がい者および付添の方1名は無料
主催:渋谷区立松濤美術館
協力:町田市立博物館、ロムドシン
企画協力:AsHI
●公式サイト:https://shoto-museum.jp/exhibitions/207sevres/
●お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
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