『DOCTOR PRICE』

<第一話あらすじ>

3年前──。極東大学病院の小児科医・鳴木金成(岩田剛典さん)は、同期の依岡(北山宏光さん)からの話を受け、ともに記者たちが集まる会見場へと走っていた。

そこには院長の天童(篠原涼子さん)らと会見を行う心臓血管外科医の父・将成(林泰文さん)の姿があった。医療ミスがあったのかどうかを追及する記者たちに、父はこう告げる。

「私の技術不足です。申し訳ございませんでした」 その様子を鳴木は見守るしかなかった。

『DOCTOR PRICE』

数ヵ月後──。鳴木は、後輩の研修医・葛葉圭祐(阿部顕嵐さん)に執拗なパワハラを行う准教授・馬場秀平(濱津隆之さん)を、モップを用い、野球で鍛えたフルスイングで殴打。極東大学病院を辞めることになる。

父が全責任を負った医療過誤には裏があると睨む鳴木に、辞めたら真実に辿り着けないんじゃ……と依岡は声をかけるが、鳴木は「計画のうちだ。俺は職を変える」と言い、立ち去っていくのだった。

そんな鳴木を、網野(ユースケ・サンタマリアさん)は遠目から見送っていた。


そして現在──。事務スタッフの夜長(蒔田彩珠さん)と共に、医師専門の転職エージェント会社「Dr. コネクション」を立ち上げた鳴木。

そこへかつての後輩・葛葉がやってきていた。研修を終えて3年目で特別なスキルもない葛葉だが、年俸2000万円を希望するという。夜長も驚く金額だが、鳴木は「私なら可能だ」と自信満々に言う。果たして、鳴木は葛葉の希望を叶えることはできるのか?

そんなある日、鳴木はかつて勤務していた極東大学病院の創立記念パーティーを訪れ、天童や網野、倉持(坪倉由幸さん)らと再会していた。果たして、鳴木の目的とは一体何なのか──?