枯れないって不思議な言葉

著書は、70歳を迎えてもなお心も体も若々しくいられるアグネスさんの「45のヒント」をまとめた一冊。出版にあたって「光栄という気持ちと不安もありました。何をしているの?って言われて、何もしてないし、本に書く内容ではないかなと思ったんですけど、70歳になるんだから書くときですよと励まされました」と心境を語り、「今までの習慣を振り返る良い機会になりました。特別なことはやってないんですが、皆さんの参考になることがあればうれしいな」と話しました。

本のタイトルは自身が考えたそう。「私といえば、デビュー曲の『ひなげしの花』を思い浮かべる人が多いと思って、“ひなげし”を入れた方がいいという話になったんです。そこで枯れないひなげしってあるのかなって疑問に思って」と考案のきっかけを明かしました。「“枯れない”っていう日本語は、植物だけじゃなくて心や体にもいえるから、意味が深いんだなあと思います。日本語しか使えないタイトル」と胸を張る様子も。「(私は)枯れてないんですよ。生きていることがすごくうれしい。ワクワクして明日が楽しみでしょうがないんです。それが枯れないという意味なのかなと思います」とタイトルに込めた意味も語りました。

 

アグネス・チャンさん
『70歳、ひなげしはなぜ枯れない - 心も体もしなやかでいるための45のヒント』(著:アグネス・チャン/ワニブックス)